Ads
勉強初日。いやあ、甘かった。
問題集では、一つの単元、今回は「整数と計算」で、基本が2ページ例題5問、実力問題が2ページ10問、発展問題が2ページ10問、程度に割り振られている。
基本例題のところはほぼ問題はない。たまにうっかりミスがあるが、それは少しずつミスを無くすやり方を身に着けさせればいい。
しかし、実力問題となると、途端に間違いが増える。初日ということもあったか、4割ぐらい間違っている。
丸付けをしながら、「これはまずいぞ、かなりわかっていないのかも知れない。」という危機感を感じた。
そこで、何を間違っているのかを確認する。
すると、間違いは下記のようなところにあった。
- 一万を530個、千を200個あわせた数は( )です。
→ 10000 × 530 = 5300000 だけやって後を忘れている。 - 7億を( )でわると、7万です。
→ 暗算でケタを1つ間違えている。 - 2400 × 3050 =
→ 0以上の部分でケタを揃えてひっ算することを忘れている。 - 346000 ÷ 4700 =
→ 割る数と割られる数の両方から0を消してから計算することを忘れている。
こんなところだ。
計算すること自体を忘れているとか、書かずに頭の中だけで計算して間違えるとか、それはすぐ直せるだろうが、かけ算・わり算のひっ算の問題は深刻だという気がする。
ただ、自宅勉強の少なかった子供は、学校の勉強でかけ算・わり算のひっ算をする機会が4年生以降6年生になるまで少なかったのかも知れない。4年生の時の計算をこなした量も足りないのかもしれない。
子供に聞いてみると、ひっ算のやり方については「ああ、そうだった。久しぶりだったから忘れてた。」という答え。もちろん、そうなのだろうが…。
「なあ、忘れてたとはいえ、こういう計算間違えるのってちょっとまずくね。」
「あはは、まずいね。」
明らかに、「まずくないね」という顔だ。
ふむ、そうか。計算を間違えるということ自体、あまり何とも思ってないんだなあ。
まあ、全く計算できないわけではなく、楽に計算する当たり前の方法とか、単純ミスをしないための方法とか、いわば「作法」の部分が身についていないのだと感じる。
しかしこれは問題だな。ほっとけばマズイことになるかもなあ。
そう思い、ぱぱっと計算問題を作って反射的に正しい計算ができるようにしようとするが、自分で作るのは限界が…。
ああ、単純計算をひたすら練習するドリル、やらせなきゃいけないんだなあ…。4年生あたりの計算問題をたくさんやらせるかあ。
というわけでドリルを買いに行くことになった。
ここまでで、問題集4ページ。時間にして約2時間半かかったのだった。
1時間で8ページなんて夢のまた夢だね…。