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ケタの多いたし算や引き算のひっ算は、かけ算・わり算のひっ算でも使う。
もちろん、たし算や引き算のひっ算は普通にできるのだが、時々ミスをする。だいたい、50問に4問ぐらいの割合。
まとまった計算練習をする機会がなかったせいか、常に同じような割合でミスが出る。
ただ「うっかりしてたな、気をつけろよ。」というのは簡単だが、それでミスが減るとも思われない。
で、ひっ算の途中、どこで何を間違えているかを見ていくと、だいたいのパターンがわかる。
まず、たし算のひっ算では、繰り上がりの数字を小さく書いている場合と書いていない場合があり、間違えているのはこれを書いていない場合ばかり。
一方、引き算のひっ算では、上の位から、例えば10借りてきたときに、そのことで上の位が1減っている、ということを書いている場合と書いていない場合があり、書いていない場合に間違いが発生している。
もちろん、計算に慣れてくれば、こういういわばメモ部分は省略したくなるものだが、それなりの確率でミスるのだから、簡単でもメモはしましょうということになる。
そこで、
(1) たし算のひっ算では、繰り上がりの数字を必ず書こう!
(2) 引き算のひっ算では、上の位から借りたことで上の位が1減った数字を必ず書こう!
とノートに赤字でメモ書きして意識させる。
すると、ミスは減っていった。少しは効果があったということか。
それでもいまだに、25問に1問ぐらいの確率でミスするが…。
しかし、前は計算間違いをしても平気な顔をしていた子供が、今はミスるとものすごく悔しがるようになった。
聞けば「同じ間違いを繰り返す自分に腹が立つ」のだそうだ。
こちらとしては全く追い込んではいないのだが、本人は計算ぐらい常に満点、という状態でいたいという気持ちになっている模様。
まあ、いいことなのだろう。